微生物部門

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【企画内容】肺炎に関するポスターと細菌の顕微鏡展示

【日時】2019/10/19(土)、20(日)

【場所】第2講義室

かつて日本人の3大死因は、がん、心疾患、脳血管疾患と言われていました。

しかし、2011年以降は脳血管疾患に代わり肺炎が日本人の死因の第3位となっています。

我々微生物学部門は、微生物学研究が、人々の生活や健康にどう貢献しているのかを多くの方に知ってもらいたいと考え、肺炎の原因となる代表的な細菌とその予防について展示、発表することとしました。

肺炎による死亡が増えた理由としては、

・医療技術の発達により脳血管疾患の死亡率が低下したこと

・高齢化が進んだこと

が考えられます。

体が弱り、食べ物を飲み込む力 が低下した高齢者は、気管に食べ物を吸い込 んでしまい、その際に口腔内の雑菌も一緒に 肺に取り込むことで、「誤嚥性肺炎」を引き 起こすことが多いためです。そして、その原 因菌の代表が、その名の通り「肺炎球菌」で す。

形質転換(外部から DNA を取り入れて自身の性質を変えること)を起こす種の代表 例として、高校生物の教科書に取り上げられ ているため、名前に聞き覚えのある方もいる かもしれません。この形質転換という現象の 発見により、遺伝子の本体が DNA であるこ とが示唆され、その後の遺伝学は大きく発展 していくこととなりました。そうして人類に 貢献したこの細菌が、現代においては、多く の日本人を死に追いやっているのです。

しか し、幸いなことにこの細菌に対するワクチン が存在し、そのワクチンの接種により、肺炎 での死亡を予防することが期待できます。し かし、日本人の肺炎球菌ワクチンの接種率は、 他の先進国と比べて低いと言わざるを得ない のが現状です。

そういった状況を打開するた めにも、我々は微生物学という基礎医学の視 点からも肺炎予防の重要性を訴えていきたい と考えています。

少しでも興味を持っていただけた方は、是 非我々のブースまでお越しください。

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